お弁当サン音本は最高なんや

今月末はごー!ごー!の更新がないというのに、30分前に気がついて心が死んでる午前2時半。夜中に仕事の息抜きに読もう♡してたので、余計に。癒しが欲しいのに……もう口がごーごーの口になってたのに!

というわけで、こういう時はくろみさんが出された『サンダークラッカーがサウンドウェーブ手作り弁当を食べている小話。』(2015、しろくろ様)を読むのです。

ぐへへ、いいだろ。当時の紙ベースのやつやぞ。くろみさんは大変優しい方なのでぴくぶらに掲載してくれてますので全人類見て下さい。
死ぬほど読み返してますが、私がコロナ前から携帯をアルコール除菌してたような生え抜きの潔癖症ゆえ、完璧な保存状態で残ってます。ラミネートするべきか迷ってますが、神から直接手渡しで頂いたものに手を加えるのは「Deadly Sin」ではないかという学説の同人神学者の私もいるので、まだその時のままです。
まあ、その神の作品で三次創作をさせていただいてるのが私なんですが。ゴミですね。

内容については、「マジで、見て。」という感じです。
サン音の関係性はもちろん、ジェッツたちの関係性、音波さんとかセッツの関係性、メガトロン様と音波さんの関係性、モブにとっては水色天使なんだろうサンクラさんが垣間見えるので、口の中がいろんな味がするんですよね。
うまい! うまい!

ていうか、くろみさんの作品は絵柄が好きっては大前提で、話の作られ方とかの作風に私が好きなポイントに溢れてるんですよねー。謎目線すみません。

ただ、とにかく①「believability」が非常に高い。これが1番です。
このキャラこういうこと言いそう、というのもあるんですが、そこから外れたとしても違和感なく受け入れられるというか。なんというか、くろみさんのバースが出来てるんですよね。
漫画ゆえの情報量が多いのもあるかもですが、やっぱりキャラの描写される情報が濃い気がします。きっと周囲の人物がたくさん出るからかなあ。例を挙げれば、別の本ですが、温泉に行くコンメガ本のとかね。サ軍やデ軍が出張ってて、司令官もメガトロン様も部下に愛されそして面白がられてる感、とか色んな情報が詰まってて、普段の様子が手を取るように分かるんですよ。(だから三次創作したくなる隙があるというか。)
てかサン音アンソロの感想のブログ記事でも、さなぎさんへ感想に「他キャラ出てくるの嬉しい〜」って言ってましたし、多分そういう他キャラがでばってくるのが私は好きなんです。
世界にはふたりだけじゃなくて、ほかのひともいますから。そのひとたちによって相対的に評価ができる。だからカップルを多角的に見ることができる。だから世界が立体的になるんですよね。作者が見せたい面や見ている面を見ているキャラが脇役には選出されるものですし。
まあセカイ系が嫌いかと言ったら、それも好きですが、やっぱり世界の深さはいろんな情報によって成るんだと思うのです。

んであと②ユーモアがあるところ。大体私が本まで買って取っといたり永久保存版加工をして何回も何回も読み返す方の本ってちゃんとイチャイチャもしてるんですが、ギャグテイストがどっかにあるんです。だから読んでて明るくなるし、読後感も良い。
関連して、③言い回しがセンスがあるセリフがどっかにある。ってのですね。あのセリフ……となって気になって読み返すので、その行動のトリガーになるんです。

まあつまり、全人類読んでほしいんですよね。

私は責任範囲を広げたくないオン専で「サイトに残しとけばいいや」と思ってますが、やっぱり本にするって素敵なことだなと手持ちの本が年月を経るごとに改めて思ってます。バグさんやレニエスさんのアンソロ本もそうですが、形に残るっていいですね。
私はすぐ物を壊したり無くしたり、葛飾北斎並みに引っ越しが多くて色んなもの(実はトイやoasisのアルバムも……サ○イはマジでもう使わん。人にあげようと思ってたのに……トラック分けて二箇所周りだったからか??)がどさくさに無くなって、意図せずミニマリストになるタイプなんですが、それでも残そう大事にしようと思うので。いわんや普通の人ならば。と思います。

ところで、くろみさんにその当時、相方の方の既刊本も頂いたのですが、最近20代も後半の後半になって元々好きとはいえ余計にエッセイとかドキュメンタリーしか見れない脳みそになってしまったので、レポ本、より一層面白さを感じております。その節は大変ありがとうございました。
今も他の人に与えてもらってばかりで、贈り物が下手なのですが、違う形で世界に還元できたらなとおこがましくも思ってます……。

よし満足。
上司(海外)からチャットきたので、落ちます! みんなくろみさんの本を読んでくれよな!