カテゴリー: 自作品後書き

サン音語り

最近、裏垢やら表垢で語ったものに付け足し的に。Twitterまとめ的なのをあげた時にも言いましたが、2013年の4月から呟いたりしてた書きたいことをあらかた長編や短編で書いちゃったので。蛇足的に語ろうかなと思って。
解釈は人それぞれあるし、合ってなかったらorそのうち現行のシリーズで関係性が変わってきそうだし合わなかったらごめんなさい。まだ読めてないアメコミシリーズいっぱいありますしおすし。とにかく、RIDで決定的な決別ありませんように……!と願うばかりです。
まあ、英語は苦手なので、誤解釈があったら生ぬるく見守ってください。
motto的に、サンクラさんが音波さんの脅していくスタイルに嫌悪は抱かないだろうなと思ったのが書き始めたきっかけ。
元々、音波さんが好きだったのでDVD見ながらスクショしてて画面青いな~寒色可愛いな~程度に思ってたら、「インセクトロンの謎」でなんでこの三人なの?サンクラなの?って思って結局見直したら1話のパイロット版ので敬語にクッソ萌えて最後の方までに何があったんこいつら?とは思ってたのですが。
んで、何で横にいること多いの?アメコミでは仲良しなの?とGoogleてんてーに英語で聞いたら、サンクラさんのトイの尾翼に音波さんの担いでる自分のノーズアートがあるって知って、不正脈になったのが萌えの始まり。(それもあって、MP音波さんのトイは中編を書いてる頃に、MPサンクラさんのトイは後編書き終わった頃に買いました。MPサンクラさんが欲しかったのと、留学してたのと、ハズブロで買うとカセットロンも付いてくるから両方ハズブロ。)
サイトのジャンル傾向ページにも書いてますが、お互いのいろんな面を受け入れられるカップリングだと思っています。上記の理由から、駄目なところもなんだかんだ好意的に受け入れられちゃうので、少し歪んでるのかなと。
・サンクラさん語り
『君しか知らない』や『確認癖』では書ききれんかったけど、基本的にサン音は誰かの介入もしくは他者の存在自体がないと成立しずらいと思う。最近、サンクラさんのwiki見て、まあまあ解釈合ってるんじゃないかなって思ったのが、他のジェッツからのReassuranceって言葉。スカワくんやスタスクさんに「馬鹿!~に決まってんだろ!」「ああ、……そう、だな。そうだよな!」ってやってんだろうなと。こういうのを音波さんが心配になるわけですよ。音波さんに関しては他のジェッツと認識が違うから。そういうのを『確認癖』で書きたかった。
サンクラさんがこだわってるのは、飛ぶことで、かつ彼はそれが彼のAHM後の「変化(心的トランスフォーム)」の後でもやっぱり好きじゃないですか。わんちゃんは空飛べないから、たぶん他者には求めなくなったけど、自分自身は飛ぶこと好きなまま。
私は初代のサンクラさんが人が良く見えるのは、基本的に無関心だからだと思ってます。彼の中のグループ分けは、「飛べる」か「飛べない」かっていうシンプルなもので、飛べる子多いし同型の機体(スタスク、スカワが特に)がいるからデストロンに居る。そして、訓練された兵士だから軍事行動下にいる。そんな単純な理由な気がする。その程度の認識で動いてるからデストロンにモニョることが多いんじゃないですかね。まあ、mottoが「恐怖は最凶の武器」なあたり、服従や制圧はおkだけど虐殺は駄目だったんだろう。
サンクラさんが今のTVっ子サンクラさんになったのは、自分も羽もげて数年だか地上に落とされてたからだって思う。スカワ氏にも攻撃されちゃったし、飛べないしで、しがらみ無くなったからだろう、と。だから今までは変わるとか無くなるとかってことに疎かったんだけど、自分をあのデ軍の場所に押しとどめさせた他のジェッツとのコネクションと飛行能力を失ったことでアイデンティティークライシス起こして、自分を自分から変えていくってのを覚えたんだろう。それが彼のある意味で自己同一性的な適者生存へのストラテジーかな、と思う。とりあえず、羽治ってよかったね。
後悔としては、『君しか知らない』を書いてる頃にまだFor All Mankindのサンクラ主役回のアメコミ読んでなかったので、コンプレックスという風にだけで、サンクラさんの飛ぶことへのこだわりを処理してることです。ヤッチマッタナー。FAMは恥ずかしながら最近読みました。
個人的には、彼のテックスペックで微妙に高い勇気に萌えを抱かずにはおれません。音波さんにぐいぐいやってくれるはず(願望)ってわけで、サンクラさんには踏み込んでもらってる。(というか逆に音波さんはそこまで勇気高くも低くもないのが意外ですが。)
・音波さん語り
全キャラ好きだけど、その中で確実にトップのなかに居られる方。音波さん、本当に謎だけど、だからこそ夢見たり惹かれたりするキャラで、かっこいいしで魅力的です。
なんでブレインスキャンとかいうチート持ってるこの方がいらっしゃるのにサンクラさんは折檻されないんでしょう。やっぱり……!うーん、サン音なのやな。
音波さんのブレインスキャンに関しては、猜疑心をつよくするもの、もしくは、共感できないけど脳に直接来るミラーニューロン的なものかなと思ってました。ら、公式がやってくれた。あの時は本当にプロット全部吹っ飛んだので大変でした。でも、音波さんがより好きになった瞬間でしたよね。保護欲と嗜虐心煽ってくる。完璧と見せかけて諸刃の剣な音波さん最高です。フィルタ無しに他人の感情が頭に入ってくるって、他人のことばっかで自分のこと考えてる暇ないね^^
まああのRID#22のおかげで、サン音をより確信しましたが。サンクラさんは自分の感情とかあるんだけど、周りの特にジェッツと同化しちゃう。音波さんは意識しないと自分の考えがまとまらないくらい人の思考やら感情やらに侵されちゃってた。自立後の音波さんがたまにスキャンするそんなサンクラさんに無意識に好意というか何か自分に近しいものを感じてたら可愛いなと。でもどっかやっぱり壊れてる部分があるんだろうな。人を評価するポイントが他人と全く違うんだろうなっていうのは思ってます。その点、無関心というかさらっとしてるサンクラさんは合うんじゃないかな。
音波さんも周りの関係者と独特の関係築いてて萌える。特にカセットロン。太鼓持ちと思わせといて、重要な仲間で、でも独立した1個体ずつだから……AHMのあの叫んでるシーンはすごく萌えました。結構恨まれそうなこと平気でやってるのに、身内には優しい……
他人の汚いところとか見まくってるから、隠せない頭の中まで覗けるから、どこか愛情表現とか勘違いしてたところがあって、「なんでこいつ我慢してんだ?」と思ったりしてるスレた音波さんなんか居たらおいっしい。
デストロンのみんなバカばかりってのは「音波さんを理解できないアホ」っていう超傲慢っぷりが出てるかなと思うんですが、じゃあ音波さん自身が自分をちゃんと理解してるかってのは超疑問。役割理論じゃないですけど、情報参謀としての自分ってのとか陰険参謀だとか根暗だとか腹黒だとか他人に思われてるとこ利用してるとこもあると思う。それに、そういう自己像が音波さん自身を表わしてるかってーとそうじゃないかなと思われる。内部と外部でピッタシなところとギャップが凄まじいところがかけ離れてて、支離滅裂な時がある気がす。そういうギャップが余計に音波さんにこいつらわかってねーなと思わせてるんじゃ……音波さんには身内は近過ぎるからそれ以外で音波さん以上に音波さんを観察してるひとが必要なんじゃろな。
音波さんは全部頭の中見た上で付き合ってくれるので、歪んでは居るけど、ほとんど受け入れてくれてると考えるとクッソヤンデレっぽくて美味しい。
各小説も書き手的にはこんな印象。
・接点の少ないなふたりなので、馴れ初めなどをそこそこ納得いくように書きたかったのが『君しか知らない』
・ロボホモ書きたかったけど、音波さんがなぜ受になるのかイマイチ説明できず、上下争う話とか考えるの好きなんだけど、理由は分からないけどサン音はほとんど固定だから、そういう接続馴れ初めがあんまり想像出来なかった。ので、トイ買って確信したのもあるけど、「逃げ」として、コネクタ無い音波さん書けばいいやって書いたのが『首引き恋慕』
・『君しか知らない』で書きそびれた要素を書こうと思ったのが『確認癖』。音波さんのブレインスキャンとかいうチートって彼の人格形成とか対人関係への感覚をぶっ壊してると思い、そういうところを書きたかった。あと、サンクラさんが『君しか知らない』でスカワくんとかスタスク氏にちょっかいだされる理由みたいなのを書ききれてなかったのでここで補足しておこうかなと思ったので。特にスカワフレをいつかあの話と平行して展開する話を書こうと思ってるスカワ氏とスタスク氏をちょっと展開上都合のいいキャラ扱いしたくなかった。変化、っていうのがテーマでした。この頃、前述のFor All Mankind読んだので……消化し切れてないけど。
・『理非知らず』は音波さんがちょい快楽主義者ってのを書けば受に回ってても文句はなくね?というのと、その対比でサンクラさんをタチらしく書こうと思って書きました。あのアニメのちゃんとデストロンっぽい時のちゃんとゲスいサンクラさんって難しいです。
・SSですけど、『ハルモニア』はテレビっ子になる要因が音波さんにあったら良かったなと思って書きました。これは消化不良起こしてるので、私にもよくわからないです。結局、生と死とか破壊と再生とか、遠くから見たら調和の取れた音楽みたいな繰り返しだけの単調な変化に見えて、やっぱり始まりと終わりがあって次に変化していくみたいなのが書きたかったのかなんなのかよくわからないです。ナンシー・グリフィスの”From a Distance”的な何かだと思ってください。まあ一応最後は認めてるので、こういうのが過去にあったら萌えるよってことで書いただけ。
そんなこんなで書いてました。