don’t take us all too serious

最近、久しぶりに人型のBLにハマっているせいか、いろいろなことを考えてしまう。二次と三次は違うとは分かっているけれど。たまに脳内で混同するというか。ロマンティックレイシズムだったり、文化論的なものだったり。そして自分の性嗜好というか腐女子だとフィクトセクシャルな部分や空想はみんなどこか持っているかと思うんだが、現実の自分がリスだったりアの者故に自分の思考に批判的になってしまう。あと、エネアドだと叔父様のいる立ち位置や周りの人間模様がすごくて、被害者・加害者がいるせいか、何かと自分の価値観が試されてしまうというか。じゃあ人外なら未熟な倫理観でいいのか? まあ特殊な特性があるから間違ってもないけれど。……というわけで、タイトルのAquaのCartoon Heroです。

ebooksで買っているので、二次創作とかの受動喫煙以外では今2部42巻までしか読んだ知識ないけど、叔父様は人間レベルでの「逃走か闘争か」の選択しかできない状態で罰を受けてて、色々な男たち(神様故に人間の行為よりも同じ神で兄のオシリスの方が強烈な体験として捉えられているようだけど)の行為に正確な意味付けできないままずっといて、かわいそうだな〜と思いつつ。叔父様が間接的・直接的に傷つけた人間たちの追体験をしているわけで。そこでオシリスからのオファーもはねつけているが、オシリスは確かに襲ったのはゴミだとしても叔父様の罪まで被ることを申し出るくらいには叔父様のことを愛しているんよな。その点でホルスくんは叔父様に執着はしているんだが、さすがはホルスの眼と言われる神のせいか若干視点が高くてよく分からないんよな。まだ、オシリスなり目が潰れた人の方が行動原理として分かるわ。まあでもそこはいろいろな謎とともにホルスくんの冠に隠されて口元しか見せてない辺りで意図的なんだろうけど。ヒスらないし叔父様への愛着は安定しているから謎の安心感はあるけど、得体が知れねえのよな。だから将来的な不穏さが拭えないのよね。

あと、アヌビスが叔父様の行動原理になりまくってるのも気になる。どうせどっかのタイミングで叔父様とそういう状態になるんだろうけど、その場にネフが居合わせるだろうな、と思う。だって叔父様は家族を手に入れられないから。叔父様の今している色々の嫌な体験とそのトラウマを思うと、使い方間違っていると分かった上で固着という言葉を使うが、そういうものが起こってもおかしくないんよな。そこで一回精神がマジで壊れて快楽堕ちしそう。そういうトラウマを持つような体験を受けた自分だったり、苦しんだことの意味〜というものが受け入れられないと、自己の連続性が崩れるわけで。そうなると、アイデンティティが崩壊するはずなのよ。そういった狂気まで見ることができるんだろうか……。読むと辛いから別に願ってるわけではないけど、全てが崩壊するところとそれを受けてのキャラクターがどう挑むかの心理描写は表現・作品としては見てみたい。

と言いながら、つい現実的なことを考えると、もちろん色々の犯罪行為は全て許容できないんだが特にオシリスがアヌビスを利用したところがマジで許せん。本当に彼の美徳ゆえにアヌビスの話を聞いて泣いたのかも知ればいが、子どもを結果として利用して『親』を裏切る選択を子どもにさせたことが許せん。グルーミングじゃないか。マジでそのうちアヌビスに刺されると思う。印象だけれど、作者さんは罪は罪びとに絶対に償わせる気概を感じる。ので、何もないことはないと思う。が、知らん。アヌビスが叔父様を忘れたのは叔父様が言うようにオシリスが何かしたとか神になったからじゃなくて、おそらく呪いのせいだと思っているけど、そうじゃないのかな? 読み落としている? 縦漫画、やっぱり若干なれない。それに、言語的壁で本国のは追えないからな……。もし英語版が本国並みに進行早いなら、英語版買おうかな? まあでも週1で楽しみがあるのは、社畜にはうれしい。しかも金曜日。Thanks Someone, it’s Friday!

叔父様も早く、美しさは罪〜って開き直れるといいね。誰かパロディ作って欲しい。アイシャドウが濃いから違和感ないはず。てか、オリエントは神話が合流しまくってるから叔父様がアスタロトと結婚している神話もあるというから驚き。バアルと同一視ってのも。(パタリロ→みーちゃん→アスタロト・クロニクルに流れる思考)

そして美しさを罪をニコニコに聞きにいき、なぜか妖怪ウォッチのクックロビン音頭のMADを見、久しぶりにロボニャンとからくりベンケイの迷シーンを見て脳が活性化している午前4:21。脳が煮えてきたので寝ます。