アニメ映画

スプリングバケーションで友達が泊りに来たので、アニメ映画鑑賞会を開きました。
・『紅の豚』
友達が見たことないと言って急遽鑑賞。私が「ジーナ本当にいい女」「豚が恰好よすぎる」と騒いでいる横で、友達たちの感想は「よく分かんなかった」でした。なんと。ロマンしかない、ロマンしか感じない!のに。
私は諸説ありますが、豚である理由は他の人が言ってるように「臆病者(ポルコ・ロッソ)」と自分に魔法をかけ続けてるというのが自分の中でしっくりきます。戦争で自分だけ死ねなかった、自分の生だけに集中して仲間を見捨てた、そういう自責の念から自分や他人を「信じる」ことに臆病になってしまったんじゃないかなと思っています。一種の人間性の喪失というか。ただ、ポルコの場合はその自暴自棄気味さと臆病さで「豚」と「人」を分けることで自分を守っていたんじゃないかなとも思う。自分から踏み出さないから、ジーナがずっとポルコのことをマルコと呼んでいた意味にも気が付かないで。フィオはその若さで、ポルコに初飛行のころの初心を思いだすトリガーの役割だったんだろうな。飛行機に乗って、側にはジーナがいて、単独飛行に挑戦するほど勇敢で、「人間」だったころの。
小さいころはただただつまらん映画でしかなかったけど、いつのまにか面白く感じるようになったから映画って面白い。
・『カリオストロの城』
これも友達も見たことがないと言ったので見始めたのに、途中で友達がみるのをやめてしまったという。こいつらとは趣味が合わない……とふと思った。名作なのだぞ?これに関してはもう感想はいらないほど見まくってるから黙ります。
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*