刺青
小さいアーサーに刺青。未完。19×9でしたので流石に犯罪臭が薫るのでボツ。
※入れ墨とか針等の「痛い」系注意です
苦手な方の閲覧はお控え願います
ぷつ、と張りの良い肌に小さな青い穴を作るように細い細い針が刺さった。
シーツには全裸の少年が、針を打たれる痛みに、うつ伏せになって身悶えて震えている。あまりの苦痛に浮き上がった汗で金髪が赤く火照る頬に絡みつき、きつく閉じられた口の端からは零れたつばきが光っていた。
フランシス。少年の小さな口から名前が呼ばれる。
泣き声で許しを請う痛ましい姿に、支配と征服欲が湧き上がる。この何も知らない無垢な生物に、その瞳の奥を濁らせるような行為をしてみようか。
今や青く染められたその周りを舐めてみると、小さな声が洩れる。
先ほどとは違う官能的な色味を持ったピンク色に肌を燃やす少年は、ちらりと振り向いて、欲望のその先を促すように自分の体をこちらに委ねた。
「おにいさん……痛い……」
覆いかぶさられるその下で、少年は小首を傾けて目をぎゅっと瞑った。
2010/??/??