デュラララSS詰め - 7/8

小説に持て余した部分のSSS

小説に持て余した部分のSSS
厨二そして未完

折原臨也は理屈の通らないものが嫌いである。彼の寄りどころとする情報や知識を超えてやってくるもの。折原臨也が『シズちゃん』と呼んでいる青年の力にも近いところがある。理屈が全く通じず、誰にとっても恐ろしい力そのもので、彼はとても理不尽に思っている。
彼が特別に感情を抱いているものに、死が入る。誰にでも誰であっても平等にやって来る瞬間で、どんなに能力があろうと知識があろうと、その人が人生で一番幸せだろうと不幸であろうと、人間という場所にいる時点で逃れることは出来ない。
折原臨也は死というものに敬意を持ちながらも、どこかでその絶対的なものに恐れを持っている。それ故にか少しだけそれを遠ざけている理不尽な存在で理屈の通じない『シズちゃん』、平和島静雄に対して敵意をもつ。折原臨也は無神論者である。

2010/2/22