忍たま乱太郎映画

『忍術学園 全員出動!の段』(2011)
アニメ版のこの話も好きだけど、作画とかこり方がはんぱ無い。ストーリーも。忍たまのお約束的でよい子たちだから、保健委員さんたちが平和要員だったけど、園田村での戦いとか戦のシーンとかシリアスめですごくいい。けが人とか、やっぱりギャグマンガとはいえリアリティが多めのほうが話として面白いよね。でも「まっとうな年貢では取れないところまで絞るつもりですな」のときの土井先生がニヤニヤしててなぜかちょっと怖い。
照星さんとか雑渡さんとかのプロの忍者たちが格好良すぎて震えた!先生も6年生も忍者してたしね。さすがの小平太も砲弾を行けドンスパイクすれば骨がパキるんだなあ……小松田くんが安定のセコムで安心しました。アニメ映画の無印(1996)は若旦那と利吉さん無双だった記憶があるけど、やっぱりオールスターで登場人物いっぱいで面白かった!
実写映画(2011)
これはラストのポカーン度がアニメより高かった。アニメ版の方が私は好きだな。ただ、キャラは初めての良い子達にも分かるように、かつ人気キャラを忍ばせて大きい良い子達にも向けて頑張ってるなあと思って見てた。流石にヘムヘムは無理だったか……しかし照星さんの「その鼻は本物ですか?」と聞きたくなる人工物っぽさは良かった。
雑渡さんのうどん捕食シーンは繰り返し見させてもらいましたが。前の声優さんだった頃に出てたドラマCDを友達の家で聞いて「このキャラどうやって頭巾のままたべるの?」って記憶があったけど、これが答え合わせだった。もちろん外れだったけど。
実写映画(2013)
こっちはけっこうギンギンに忍者してて良かった。利吉さんたちのヒーロータイムとか幼少の思い出に近くって。女装も頑張ってたしね!ただ、やっぱり実施は役者さんが生きてるから、どんどん成長して行っちゃうのね。役者補正やキャラデザで美少年率が上がってるキャラとか、原作かアニメか実写か、どれに基準を置くべきなのか。にしても、原作者が美人すぎて笑っちゃった。えっと……おいくつですか?
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*

Sharknado (2013)

今までの人生の中でもクソ映画のベスト30には絶対に食い込む群を抜いたクソ映画。netflixじゃなかったら絶対にお金を払いたくない作品。上映中は、その部屋にいた全員が携帯を弄りながら嘲笑いながら見るという大惨事。
無駄な家族愛、恋愛要素と水着、金髪巨乳。CGも2010sとは思えないレベル。あとはオカマちゃんとかがいたら完璧だったのになあ。多分、Rotten Tomatoとかのネットの評価サイトやブログなんかでコメントやレヴューを見て回った方が面白いタイプですね。
でも、こういうくだらないのはたまには必要なのかしら。
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*

涙そうそう (2006)

昨日、既観の友達の勧めで、沖縄出身の友達たちと一緒に居るときに鑑賞。ガン泣きするような感じではないですがほろほろとちょっと泣け、沖縄っぽさに触れられる映画でした。「えんだー」とか街の通りが映るたびに盛り上がる沖縄衆がほほえましかった。
この映画のいいポイントは、伏線がすごく分かりやすいところ。と、にーにーが薫に男女的な意味で「好きだ」とは伝えないところですね。そういう風には見てるんだけど、本当に血の繋がった妹として通した。ここが切なくて、でも家族愛として萌えます。エンドクレジットの子どものときの「妹とは結婚できないんだ」というのからして、本当の妹として思いたかったんだろうなあ。三つ子の魂なんとやら。
あと、ばあちゃんたちが、とっっても格好いいところがよかったです。市場のばあちゃんと島のばあちゃん。過去を背負って生きているのがよく分かる。戦争と言う意味でも、人生と言う意味でも。だからあんなに魅力的なんだろうなあ。
最後らへんが結構展開が速くて暗転が多かったし飛んでるのは微妙でいろいろと軽かったけど、自分的評価は高め。
映画を見ていて、沖縄の友人たちが「内地(本州のこと)は~」とか「俺ら(沖縄の人)は~」とよく言うのがなんとなく分かった。私なんかは本州の東京圏で20年間育って暮らしてましたから、他県と差はあっても、近い県とはそこまでの差は無い。日本の真ん中で暮らしているから、北へ南へ西へ行くと違いにびっくりする。まあ、近すぎて、東京の人に指摘されるまで気づかない方言とか結構あるけど。特にイントネーション。アメリカ来たらアイデンティティ炸裂で、「は?これ標準語じゃないの?」とかあったり、「久しぶりに会ったら、○○の『他の』の変なイントネーションが懐かしい」とか言われました。
ま、沖縄の個性はとにかく強い強い。彼らの標準語だと信じる「うちなーぐち」は横で聞いてて面白いです。その子達とこの一年一緒に居たら、アメリカに来るまでは意味不だった石敢當さんの歌う『ダブルラリアット』の歌詞が聞き取れるようになってしまった。「上等」とか「でーじ」とか。あと「得意の」とか「アファー」とかはよく使うようになってしまった……。(あと、韓国の友人のせいで「チンチャ(マジ)」を使うようになってしまった。)
また沖縄行きたいなあ。山に囲まれた内陸出身なので、海とか超あこがれるし、ご飯おいしいし。
自然大好きな健啖家には天国ですな。
てか、『ざくろの色』とかを見つけてきて観てるのからしてバレバレでしょうけど、他民族とか地方とかの民族性・民俗性・個性とか大好きです。先週、iPad Airを完全趣味用に買ったら、「民族・民俗」フォルダがすぐに出来ました。
そういうテーマのor垣間見られる作品あったら、是非是非教えてください。
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*

ジブリ見直しweek #1

『紅の豚』を見てから、もう頭がジブリでいっぱいになってしまったので、ジブリウィークにします。まあ、すぐに取り寄せとか大量に借りたりとかは出来ないから勢いは無いですけど、じわじわスタジオジブリ作品を見直そうと思い立ったわけです。手始めに主人公が女の子の恋愛ものを鑑賞。『耳をすませば』、『コクリコ坂から』、『おもひでぽろぽろ』。そして男主人公だけど、今私が大学生ということもあって『海が聞こえる』。
主人公と自分の年齢を考えて、『耳をすませば』(中学生)→『コクリコ坂から』(高校生)→『おもひでぽろぽろ』(小学生・社会人)→『海が聞こえる』(高校生・大学生)の順番で見ました。宮崎監督には是非、女子大生の主人公の映画作ってほしいなあ。
「アニメーション映画は子どものためにつくるもの。大人のための映画はつくっちゃいけない」
って言ってるから微妙だろうけどね。それか、高校生の主人公で過去と未来の連続と自分についてを考えるものを作って欲しい。雫は現在の自分と自分の未来に、海は自分の原点と自分と周りに対峙した。タエ子は自分の原風景とそれにつながってある現在の自分を変えたわけだし。こう、すべてがごちゃごちゃとした中をどう片付けるか、その決着はどう描かれるべきなのかを知りたい。
見ていて驚いたのが、もう『おもひでぽろぽろ』を見ても「意味が分からない」とか「耐えられない」ってならなかった自分。タエ子のわがままは自分に繋がるところがあって、昔はイライラしてみれなかったからなあ。もう、小学校5年生より、OLのタエ子のほうがずっと年が近いせいなのかな。それとも、もう子どものころの自分を「かわいいもんだ」と笑えてるのか。私はまだ客観的に見れないし、見たいとも思えないんだが、過去を過去として自分と切り離すことがなくなったからかなあ。宮崎監督が「子どもは失敗しても良い」って言ってるし、そういう意味で子ども時代の自分を認められるようになったのかも。
『海が聞こえる』は今回が初見。方言系男子に可愛いなあと見てて、武藤が杜崎のこと好きだったのは普通に見てて分かったのに、杜崎も武藤が好きだったのはぜんぜん分からなかった。フラグとか見るのうまいつもりでいたけど、男心は女子校出身だから分からんかった。これぞ、トシオの言う「これだから女の子は……」なのかなと思ってた。
 
【番外】『猫の恩返し』。バロンに胸キュンしすぎて観てしまった。これはバロンがただただ格好良すぎる映画。私が中学のときにホームステイ先でホストシスターとDVDで見たのだから意外と古い。10年前とかですかね。こういう日常→非日常系の作品って最後に絶対に日常に帰ってくるのは何故でしょう。私なんか絶対に「猫もいいかも~」って言って猫王様とは結婚せずとも居ついちゃうだろうに。でも、家族とはきっかり離れることになっちゃうし、もとの世界を恋しくなるのはあるだろうけどね。
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*

アニメ映画

スプリングバケーションで友達が泊りに来たので、アニメ映画鑑賞会を開きました。
・『紅の豚』
友達が見たことないと言って急遽鑑賞。私が「ジーナ本当にいい女」「豚が恰好よすぎる」と騒いでいる横で、友達たちの感想は「よく分かんなかった」でした。なんと。ロマンしかない、ロマンしか感じない!のに。
私は諸説ありますが、豚である理由は他の人が言ってるように「臆病者(ポルコ・ロッソ)」と自分に魔法をかけ続けてるというのが自分の中でしっくりきます。戦争で自分だけ死ねなかった、自分の生だけに集中して仲間を見捨てた、そういう自責の念から自分や他人を「信じる」ことに臆病になってしまったんじゃないかなと思っています。一種の人間性の喪失というか。ただ、ポルコの場合はその自暴自棄気味さと臆病さで「豚」と「人」を分けることで自分を守っていたんじゃないかなとも思う。自分から踏み出さないから、ジーナがずっとポルコのことをマルコと呼んでいた意味にも気が付かないで。フィオはその若さで、ポルコに初飛行のころの初心を思いだすトリガーの役割だったんだろうな。飛行機に乗って、側にはジーナがいて、単独飛行に挑戦するほど勇敢で、「人間」だったころの。
小さいころはただただつまらん映画でしかなかったけど、いつのまにか面白く感じるようになったから映画って面白い。
・『カリオストロの城』
これも友達も見たことがないと言ったので見始めたのに、途中で友達がみるのをやめてしまったという。こいつらとは趣味が合わない……とふと思った。名作なのだぞ?これに関してはもう感想はいらないほど見まくってるから黙ります。
*他ブログの閉鎖を機に細々書いていたものの転載*